東京都議のマイナカード偽造、スマホ詐取容疑で男を追送検…ネット公開の個人情報を悪用
偽造したマイナンバーカードで東京都議になりすまし、携帯電話を詐取したなどとして、愛知県警と大阪府警の合同捜査本部は20日、名古屋市東区、自営業の男(40)を詐欺容疑などで名古屋地検に追送検した。
発表などによると、男は今年4月、同区の携帯電話販売店で、東京都議の50歳代男性の名前などが記載された偽装マイナカードで機種変更を申し込み、スマートフォン(約22万円相当)をだまし取った疑い。偽造マイナカードは、インターネットなどに公開されている都議の個人情報を基に作られたという。
男は大阪府八尾市議のスマホを詐取したとして詐欺罪などに問われ、現在は名古屋地裁で公判中。愛知県警の調べに対し、男は「大阪の議員と同じ方法で都議の名前を悪用してスマホをだまし取り、買い取り店で売った」などと供述しているという。