何が?“乱れに乱れた”岸田首相の日程…首脳会談に「異例の徒歩移動」も
■一般人だけでなく岸田首相も…厳戒態勢で“足止め”
この厳戒態勢に、筆者含めた一般人だけでなく、岸田首相までもが巻き込まれてしまったのだ。日韓首脳会談の前は「バイデン大統領の移動と重なり、車が全く動かなかった」(首相同行筋)。日中首脳会談の前に至っては「交通規制でギリギリになったため、最後は走って向かった」(政府関係者)という。 安全上の観点からは「首相が外国で徒歩で移動することはあり得ない」という声や、「米中両首脳が集まったとしても、日本の警察だったら他のVIPにもしっかり対応できる」などと、アメリカ警察の交通整理の“力不足”を指摘する声も(いずれも政府関係者)。 一方で、もっとも多く聞いたのは「バイデン大統領、習主席が同じ場所に集まってしまった以上は、岸田首相といえどもガマンするほか仕方ない」という声だった。 サンフランシスコでの岸田首相の日程は乱れに乱れたが、日本に戻る政府専用機は“ほぼ予定通り”離陸した。同じルートには、バイデン大統領や習主席の乗った飛行機もいないはず。岸田首相も筆者も予定時刻に日本に着陸できるはず、だ。