Bリーグと日本生命による地域での共創…島田チェアマンが出張で触れた香川の可能性
11月21日、Bリーグ・島田慎二チェアマンのポッドキャスト番組『島田のマイク』第212回が配信。香川ファイブアローズ×日本生命『地方創生ビジネスフォーラム・交流会』に登壇した香川出張と、リスナーを含めた各地域でのBリーグファンとの交流について語った。 【番組を聴く】香川出張報告!会食も"熱い"語り合いで本気度を確認『島田のマイク』第212回 日本生命は、Bリーグのサステナビリティパートナーとして活動する一方で、日本代表(JBA)や車いすバスケットボールへの支援も行っており、まさに“オールバスケ”の支援者として機能している。特徴的なのは、その支援体制の二層構造で、全国レベルでの包括的なパートナーシップに加え、各地域の支社がそれぞれの地元クラブに対して個別のスポンサーシップを展開している。例えば香川では、香川支社がファイブアローズのスポンサーとなっているように、B1からB3まで、計55クラブある中で、地域に密着した形でのサポートを行われている。 島田チェアマンは香川を訪れた際に、日本生命・高松支社で近藤憲司支社長と日頃のクラブとの連携やイベントの開催に際しての意見交換をした他、ビジネスフォーラムで香川ファイブアローズの生岡直人社長と『新アリーナを起点としたスポーツビジネスの可能性と、香川ファイブアローズの未来』について対談した。日本生命との地方創生ビジネスフォーラムは、昨年開催された仙台に続き2回目となるが、今後、様々なクラブと連携しタイアップイベントを全国で展開していく予定だという。 また島田チェアマンは、2025年2月に開業を控える四国最大規模の『あなぶきアリーナ香川』を視察。「特徴的なのはオン・ザ・ビーチなんですよ。高松駅前にアリーナがあって、駅も直結ぐらいなんですよ。かつ、小豆島とかに行くようなフェリーポートのすぐそばで、施設がガラス張りになっているので、(目の前が)見たら海なんですよ」と、新アリーナの魅力を語った。 フォーラム後の交流会では、島田チェアマン、近藤支社長、そして香川ファイブアローズのトップスポンサーである株式会社ヤマウチの岡本将社長が一堂に会し、香川の地域活性化に向けて熱い議論を交わしたそうだ。 「私のクラブとの向き合い方を大きく分けると、“試合会場に行ってファンの皆様向けに感謝を伝える”ということと、“ビジネスにダイレクトに向き合う”という2パターンがあるんですけど。当然どちらが私の価値かでいえば、後者に決まっているので。試合会場にも行きますけど、もう本当にダイレクトにそのクラブ経営の助けになるシーンというのは、そちらの方なので。この5年間ずっとやってきたのことなので、クラブ経営を経験してきたチェアマンがいる以上、そこをやらなくなったらもう意味がないだろうと思っているので、それは本気でいきますね」 番組後半では、島田チェアマンのビジネスへの情熱に呼応するかのように、熱意あふれるリスナーからの手紙が紹介された。その中で、常連リスナーから島田チェアマンが以前から頭を悩ませていた番組のコミュニティについて提案があった。オンラインのビデオツールを活用して、定期的なミーティングを開くような形ではどうかというものだ。島田チェアマンは「コミュニティの重要なところは、ある程度理念共有されている方達でいたいんですよ」と、コミュニティ形成の本質について述べた。 「ここの場は何を成し遂げたい場なのかっていうことを共通認識を持っている方で、かつそこに賛同していただける方でやると、ある種平和じゃないですか。平和っていうのは別にこちらに厳しいことを言わないでっていう意味ではなくて、例えば“Bリーグをよくしよう”という会であれば」 ネガティブな意見を受け付けないわけではなく、建設的な交流の場がもてるよう、今後も検討していくという。また、今シーズンの初めから話があった、各地域・各クラブのブースターとの交流についても具体的な計画が進んでおり、今後も積極的にファンとの交流の場を設けていく意向を示した。 今回のエピソードでは、2026年に愛知・名古屋で開催される第20回アジア競技大会のプレイベントで車いすバスケの魅力に触れたリスナーの体験談や、公開収録をきっかけとした愛知県刈谷市のホテル・名鉄イン刈谷での交流などについて語られた。
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