西日本最速のS30Z【2】L28型改3.2L! 公認ナンバー付き356㎰の常勝マシン|1974年式 日産 フェアレディZ
【西日本最速のS30Z Vol.2】 そしてさらに驚きなのは、このS30Zレーサーはここまでのスペックを持ちながら、ナンバー付きのストリート・リーガルマシンでもあるということだ。 【画像18枚】キャブレターはソレックス50PHHを装着。大径キャブを付けたフルチューンエンジンながら、その吹け上がりは全域でスムースにセッティングされており、本当に町乗りも可能だ このスタイルのままショップのお客さんとツーリングに行くこともあれば、なんと筑波サーキットまで福岡から自走で行ったこともあるという! つまりこのS30Zはただ速いだけでなく、町乗りやロングドライブすら可能なほど、各部が高次元でバランス良く作られているというわけだ。 このZがレースカーとして仕立てられたのは約10年前。元々はお店の販売車だったが、クラシックガレージのスタッフ、田尻さんがレース参戦のためにチューニングを始めた。 当初から「ナンバー付き車両でのレース参戦」というのはコンセプトとしてあったが、年月と共にそのフォルムは過激化。 一方で、「レースで勝つには最終的にはエンジンパワーが必要」との結論に至り、2年前にL型のトップチューナー、オートサービスワタナベ(ASW)製のフルチューンエンジンへと換装した。 3.2L仕様となった新しいエンジンは、356㎰を発生。 パワフルなエンジンを入手したS30Zは、前述したように各地のサーキットで破竹の快進撃を開始。 好タイムを連発するマシンとなった。
Nosweb 編集部
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