ECBのパネッタ氏、利下げの時期が近づいている-インフレ急低下で
(ブルームバーグ): 欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのパネッタ・イタリア中銀総裁は28日、消費者物価の伸びが急速に鈍化しており、利下げの時期が近づいているとの認識を示した。
同総裁はローマで講演し、「ECBの景気抑制的な金融政策は需要を抑制し、エネルギー価格の下落と共にインフレ率の急低下に寄与している」と指摘。「物価安定に対するリスクは低下し、金融緩和の条件が整いつつある」と述べた。
パネッタ総裁はECB政策委ではハト派と見なされている。
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原題:ECB’s Panetta Sees Time to Cut Nearing on ‘Rapid’ Inflation Drop (抜粋)
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Alessandra Migliaccio