期待が高まる西武の黄金ルーキー・武内夏暉。抜群のコントロールを備えて勝てる投手の要素にあふれる左腕【伊原春樹の野球の真髄】
西武のドラフト1位左腕・武内。開幕先発ローテーション入りの期待が高まる[写真=桜井ひとし]
今年のルーキーで楽しみな投手の一人が西武の武内夏暉だ。昨秋のドラフトで3球団が競合した大学生No.1サウスポー。国学院大時代からピッチングを見ていて非常に力のある投手だと感じていた。春季キャンプをA班で過ごし、対外試合初登板となったのは2月28日、ソフトバンクとの練習試合(アイビー)では初回、二死から左前打を浴び、続く山川穂高に浮いたチェンジアップを左翼席に運ばれるなど3回を5安打3失点の内容だった。本人は「ボールを低めに集められなかった」と反省していたが、確かに詰めの甘さは感じられた。 しかし、続く3月13日、中日とのオープン戦(ベルーナ)では、その課題を見事に修正するのだから並のルーキーではない。 圧巻だったのは2回だ。先頭の細川成也に対しては・・・
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週刊ベースボール