「3人の銀なら、4人で銅の方がむしろ個人的に嬉しかった」 初老ジャパンメンバー4人がイベントに登場!
デモンストレーションの中では、試合で見せる技を披露し、その時に騎手はどのような指示を与えているのか、どこが難しく見どころなのかを、初老ジャパンの監督・コーチと騎乗していない選手が解説します。 障害を飛び越えたり、くるくると馬がその場で回ったり、という指示もありますが、馬の歩くリズムの拍を変えたりことも騎乗しながら指示をしているそうで、「そこまで細かい指示を出しているの!?」と驚きました。正に「人馬一体」の演技を生で観ることが出来ました。 イベントの最後には、馬場の柵沿いに集まったファンの前を馬と共に練り歩き、声援に応えていました。 イベント後、田中選手は「初めは人が本当に集まるのかと思ったが、沢山の人に集まってもらった」とコメント。戸本選手は「(馬術は)日本ではまだまだマイナースポーツなので。初めて見て迫力があったとか、馬がかわいいという声も聞こえた。まずは馬を好きになってもらえれば。」と振り返りました。
一日取材をしていて、感じたのは初老ジャパンの周囲への“気遣い”でした。トークショーでは、普段から周りの人に助けられているという感謝を口にし、トークショー用の椅子を自ら持って移動したり、質問に答える際にはお互いに質問を投げかけたり、難しい専門用語が出たときの初心者へ向けたフォローも欠かしません。こうした気遣いや謙虚な姿勢を観て、このイベントを通じてより初老ジャパンを応援したくなった人は私だけではないはずです。 そして、次の目標について、愛知県・名古屋市出身の大岩選手は「2年後の愛知・名古屋アジア大会で、馬術界として金メダルを取る。4年後のオリンピックで戦う準備も始めたい。」と貪欲に上を目指すことを誓いました。