「LVMHプライズ」セミファイナリストに選出されたフィダン・ノブルゾバ、海外セレブに人気のイットシューズを生み出したその魅力に迫る
ー「LVMHプライズ」に応募しようと思ったのはなぜですか? セミファイナリストに選ばれた今の気持ちについても教えてください。 キシナウで7シーズンを制作した頃、「LVMHプライズ」に挑戦すれば、そのネットワークと経験、賞金により、地元モルドバの職人や事業に再投資しながら、自分のブランドを国際的なビジネスにより大きく拡大できると感じました。 セミファイナリストに選ばれ、このような大きなプラットフォームで多くの人にブランドを知ってもらえる機会を持てたことは光栄でした。 今年3月のパリでのセミファイナリスト発表会では、ファッション界の重要人物と交流し、才能ある人々に囲まれて2日間を過ごしました。人生で最高の日々として、永遠に記憶に残る思い出となりました。 ー独立した新進デザイナーであるフィダンさんにとって、現在の最大の課題はどんなところにありますか? コレクションの制作は常に課題だらけの挑戦です。しかし、自分自身を創造的に表現できること、ブランドを取り巻くコミュニティ、そして私のデザインで顧客が幸せになることは、その課題を乗り越えるモチベーションになってくれています。
ー最後に、今後の展望について聞かせてください。 夢だったことが2つ、もうすぐ実現しそうです。ひとつはパリに拠点を持つこと、もうひとつはショーを行うことです。 ブランドとしてはまだまだ夢半ばですが、来年には初なるショーを開催したいので、そのために今年はパリに構えるデザインスタジオで、コレクション制作に励みたいと思っています。