大谷翔平、MLB最強フィリーズ戦に「1番・DH」で出場 通算200号に王手 MVP争いライバルのハーパーが戦列復帰
「フィリーズ―ドジャース」(9日、フィラデルフィア) ドジャースの大谷翔平選手が「1番・指名打者」で出場することが発表された。 大谷はここまで88試合に出場し、ナ・リーグ3位の打率・314、同1位の28本塁打、同3位タイの65打点、同5位タイの20盗塁をマーク。本塁打は2位オズナ(ブレーブス)に6差で独走、OPS1・036も2位のハーパー(・981、フィリーズ)に大差をつけている。 大谷は7日のブルワーズ戦で5打数1安打。三回の攻撃では二盗、三盗を立て続けに成功させて、2年連続、3度目の20盗塁に到達した。メジャー通算200号は持ち越されたが、大敗した試合で存在感を示した。前日8日は試合がなく、大谷はチームとともに本拠ロサンゼルスからフィラデルフィアへ移動した。 フィリーズはMLB最高勝率・644(58勝32敗)でナ・リーグ東地区を独走。同西区首位ドジャースとは今季初のリーグ頂上対決3連戦となる。この日の先発はエース右腕のウィーラーで、ここまで18登板、9勝4敗、防御率2・74の好成績。4年連続7度目の2桁勝利に王手をかけており、オールスターゲームにも選出されている。大谷とは22年6月4日に対戦しており、遊安、四球、四球だった。 フィリーズは16日に開催されるオールスターゲームにドジャースの6人(大谷、ベッツ、フリーマン、スミス、T・ヘルナンデス、グラスノー)を上回る7人(ウィーラー、ハーパー、ボーム、ターナー、スアレス、ストラーム、ホフマン)が選出されている。 チームはこの日、6月28日から負傷者リストに入っていた主砲のハーパーと巨漢の1番シュワバーの戦列復帰を発表。前者は打率・303、20本塁打、58打点、OPS・981の好成績を残し、5月と6月は大谷を抑えて2カ月連続で月間MVPに選出されている。15年と21年にMVPを獲得している31歳は大谷とともに今季のMVP最有力候補に挙げられている。 ▽ドジャースのラインアップ 1番・DH 大谷 打率・314 28本塁打 65打点 OPS1・036 2番・捕手 スミス 打率・271 15本塁打 55打点 OPS・845 3番・一塁 フリーマン 打率・301 13本塁打 58打点 OPS・912 4番・右翼 T・ヘルナンデス 打率・259 19本塁打 60打点 OPS・802 5番・中堅 アウトマン 打率・167 3本塁打 10打点 OPS・545 6番・遊撃 ロハス 打率・291 3本塁打 19打点 OPS・779 7番・二塁 ラックス 打率・207 2本塁打 21打点 OPS・545 8番・左翼 バルガス 打率・319 3本塁打 9打点 OPS・973 9番・三塁 ビジオ 打率・194 2本塁打 10打点 OPS・574 投手 ミラー 1勝1敗 防御率6・12 ▽フィリーズのラインアップ 1番・DH シュワバー 打率・250 17本塁打 49打点 OPS・820 2番・遊撃 ターナー 打率・335 7本塁打 23打点 OPS・879 3番・一塁 ハーパー 打率・303 20本塁打 58打点 OPS・981 4番・三塁 ボーム 打率・296 11本塁打 70打点 OPS・833 5番・二塁 ストット 打率・240 5本塁打 39打点 OPS・682 6番・右翼 カステヤノス 打率・236 12本塁打 43打点 OPS・686 7番・左翼 マーシュ 打率・261 7本塁打 32打点 OPS・809 8番・捕手 マーシャン 打率・267 3本塁打 5打点 OPS・809 9番・中堅 ロハス 打率・227 2本塁打 20打点 OPS・546 投手 ウィーラー 9勝4敗 防御率2・74