Perfume初の大規模回顧展。結成25年の歴史をひもときます。
1999年の初期〈ぱふゅ~む〉結成から今年で25周年を迎える音楽ユニットPerfumeのこれまでを振り返り、ステージや映像での3人を追体験できるエキシビション『Perfume Disco-Graphy 25年の軌跡と奇跡』が東京・虎ノ門の〈TOKYO NODE〉で開催中。テーマパークのような楽しさに夢中になれる。 【フォトギャラリーを見る】 エレクトロミュージックに合わせてあ~ちゃん、かしゆか、のっちの3人が完璧にシンクロしたダンスを見せるPerfume。本展はデビュー以来3人の振り付けを担当してきたMIKIKOによる総合監修のもと、歌詞と振り付け、3人の身体、ステージ演出など多面的な視点からPerfumeの“同期(シンクロ)”を再現している。
会場に入るとまず観客を迎えるのが、「Chapter 1:We are Perfume」の巨大インスタレーション。高さ12メートルの天井から吊るされた3,600球を超えるピンポン玉大の球体一つひとつにピンポイントでレーザー光線を照射し、巨大な3人の“Aポーズ"を3Dシルエットで表現。2010年の東京ドームライブから、Perfumeのステージ演出に携わる真鍋大度とクリエイティブコレクティブ・ライゾマティクスによる新作インスタレーションだ。
Perfumeのシルエットが立ち並ぶ「Perfume Silouette Corridor」を抜け、「Chapter 2:軌跡と奇跡」へ進むと最初に現れるのが《Reflame》と題された映像作品。楽曲を手掛ける中田ヤスタカによる歌詞と、MIKIKOによる振り付けの同期を可視化したインスタレーションだ。
続く大空間ではまず、ピラミッド型の3面スクリーンに投影された《FUSION|inspired by「FUTURE-EXPERIMENT 距離をなくせ。」》が出迎える。それぞれの面で3人が踊るこの作品には、ライブパフォーマンスを3Dデータに再構築し、自由視点で鑑賞できる映像技術が用いられ、「DNAレベルで同期している」(MIKIKO)3人のシンクロぶりを多角的に見ることができる。