トリノ戦で大活躍の鈴木彩艶を伊解説陣が大絶賛!「スーパーマンになった。神がかっていた。とてつもない主役」 | セリエA
見てくれ、彼の伸びを
鈴木の2度目のビッグセーブは、18分、右サイドからのヴァレンティーノ・ラザロのクロスに、アダムスがボレーで合わせたシーンだったが、ジャッケリーニ氏は「スズキはまたしても神がかっていた」と称賛。「目の前でボールがバウンドしたので簡単ではなかったはずだ」と振り返った。マンチーニ氏も「日本人GKは極めて困難な状況に追い込まれたが、素晴らしい反応だった」と称えた。 ジャッケリーニ氏は「1度目より少し簡単だったかもしれない。やや離れた位置からのシュートであったのと同時に、彼は良いポジションを取っていたからね」と説明。リプレー映像を確認すると「見てくれ、彼の伸びを。ボールを抑えにいくために、身体を目一杯使っているんだ」と賛辞を続けた。「アダムスは正しい動きをしてボールへのミートに関しても全力を尽くしたが、スズキが奇跡的だった。彼はまたしても、自身の側のポストのスペースに関して準備ができていた」と分析した。
スーパーマンになったザイオン
最後に鈴木は、スコアレスのままで迎えた試合終了間際の後半アディショナルタイムにおいて、トリノのセットプレーのシーンで決定的な仕事を見せた。マンチーニ氏は「スーパーマンになった」と主張している。まずパルマGKが見せたエリア内のハイボールの処理について「素晴らしい勇気だ。少々リスクを犯したがね」とコメントした。 直後のカロル・リネティのミドルシュートに対してダイビングセーブでチームを救ったプレーには「リネティの強烈なシュートだったが、スズキがボールを枠外へと取り除いた。(阻止するために)あの華麗な伸びを見せなければならなかった。まるで彼がゴールを決めたかのように歓喜して当然だ。片手でリネティのゴールをはねのけた」と称えた。 一方、ジャッケリーニ氏は鈴木の飛び出しについて「本当に勇敢だ。守備面で味方の助けになる」と指摘。続いて「ポジションに戻るのが早かった」と述べ、直後のリネティのシュートを阻んだことに「またしても神がかっていた」と称賛した。 さらにマンチーニ氏は、ザイオンのビルドアップへの貢献にも賛辞を贈り、「彼はパルマのパス回しにもかなり関与していた」と語ったほか、「この試合においてザイオン・スズキによる0-0に封じたセーブが決定的だった」と振り返った。そして「3度のビッグセーブを含む4度のセーブは、非常に根本的で重要だった。最優秀選手は、彼以外に誰がいただろうか」とPOMへの選出を支持した。 試合情報 ジェノア vs パルマ 試合時間:2025年1月12日(日)日本時間20:30 会場:スタディオ・ルイジ・フェッラーリス
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