ドジャースは新たな戦力補強に動く!? ”トレードデッドライン”で獲得すべき選手は…?【コラム】
今シーズンも圧倒的な強さで勝ち星を重ね、ナショナル・リーグ西地区を独走しているロサンゼルス・ドジャース。しかし、近年のプレーオフでは苦しんでおり、今季のプレーオフを万全の体制で迎えるためにも、新たなピース獲得へ動くことも考えられる。そこで今回は、ドジャースのトレードデッドラインの獲得戦略について纏めた。(文: Eli)
ドジャースの補強ポイント
図に纏めた通り、ドジャースのロースターには以下の穴がある。(優先度の高い順) ①質の高い先発投手 山本由伸、ウォーカー・ビューラーを故障者リストに失い、ボビー・ミラー、パクストンが平均以下の投球しかできていない状況で、ドジャースはランドン・ナック、ジャスティン・ロブレスキーとリバー・ライアンをマイナーからコールアップする状況になってしまった。 プレーオフで必要な質の高い先発投手3人を確保するためにも、タイラー・グラスノーに次ぐ人材を確保したいところ。 ②信用できるミドルリリーフ ジョー・ケリー、ブルスダー・グラテロル、ライアン・ブレイジャーと3人のベテランリリーバーを長期離脱により欠き、ウェイバーや金銭トレードで選手を集め何とか運用している。 エヴァン・フィリップス、ダニエル・ハドソン、ブレイク・トライネン、アレックス・ベシアは、成績は良い一方で酷使による疲労が気になるところ。クローザーを務めるフィリップスの7月防御率は10点台をこえてしまった。救援陣に更なる厚みを加えるためにも、ミドルリリーフ~ハイエンドリリーフの範囲で1人は確保したいところだ。 ③下位打線で打つ平均的な打者 故障者は無きに等しいが、成績不振が目立っており、攻撃面では6番打者以降が課題となっている。緊急で獲得したキャバン・ビジオも結果を残せていないので、平均以上の打棒を連れてきたい。 それでも、ギャビン・ラックスの調子が上がっており、ムーキー・ベッツ、マックス・マンシーが健康に戻ってくるのであれば内部で解決できそうなため、優先度は低い。