DeNA・三浦大輔監督、球団史上初の監督で正力賞「選手、コーチ、スタッフ一丸での受賞」 98年佐々木以来2人目
間もなく秋季トレーニングが始まり、来季に向けた準備が始まる。「今季の経験を生かし、進化の手を緩めることなくリーグ優勝、日本一を果たせるようチーム一丸となり戦って参ります」と三浦監督。ペナント奪還、そして2年連続の日本一へ。栄誉を糧に研鑽(けんさん)を積み、常勝軍団をつくる。(鈴木智紘)
■三浦 大輔(みうら・だいすけ)
1973(昭和48)年12月25日生まれ、50歳。奈良県出身。高田商高から92年にドラフト6位で大洋(現DeNA)に入団。2年目に初勝利を完投で飾り、2015年まで7度の2桁勝利を含む23年連続勝利を記録。16年限りで引退した。通算535試合に登板し、172勝184敗、防御率3・60。主なタイトルは最優秀防御率、最多奪三振を各1度。04年アテネ五輪日本代表。19年にDeNAで1軍投手コーチ、20年に2軍監督を務め、21年から1軍監督。183センチ、88キロ。右投げ右打ち。既婚。背番号81。
■正力松太郎賞
巨人軍を創設し、「日本プロ野球の父」と呼ばれた故正力松太郎(元読売新聞社社長)を記念し、1977年に制定された。プロ野球に最も貢献した監督、コーチ、選手、審判員を対象に選考委員会が選出する。初代受賞者は同年に世界記録の通算756本塁打を放った巨人・王貞治。歴代最多受賞者は5度の工藤公康。受賞者には賞金500万円(特別賞は300万円)が贈られる。