大谷翔平、「レジェンダリー・モーメント賞」落選 「50-50」は最終候補入りも…機構発表
フリーマンがWS第1戦で放った逆転サヨナラ満塁弾が受賞した
MLB機構は7日(日本時間8日)、今季最も素晴らしい瞬間を讃える「レジェンダリー・モーメント賞」を発表した。ドジャース・大谷翔平投手が9月19日(同20日)に樹立した史上初の「50本塁打-50盗塁」を達成した場面は最終候補に入るも、惜しくも選外となった。同僚のフレディ・フリーマン内野手が受賞した。 【写真】取材中も目はうつろ…大谷翔平の“疲労困憊”の様子が一目瞭然 大谷は同日のマーリンズ戦に「1番・指名打者」で出場。初回に二塁打を放つと、直後に三盗に成功して50盗塁に到達。6回に49号、「49-51」で迎えた7回の第5打席で、左翼席へ打球速度109.7マイル(約176.5キロ)、飛距離391フィート(約119.2メートル)、角度27度の一発を放ち、「50-50」に到達した。 前人未到の快挙を達成した50号記念球はその後、オークションに出品され、10月22日(日本時間23日)に360万ドル(約5億4700万円=落札時のレート)で落札された。オークション会社「Goldin」によると、手数料込みで439万2000ドル(約6億6727万円=同)となり、記念球の歴代最高額を更新したという。 受賞したのは、フリーマンがワールドシリーズ第1戦で放った逆転サヨナラ満塁弾。ほかの最終候補はブレーブスのマイケル・ハリス2世外野手がフェンスに身を乗り出しながら捕球した本塁打キャッチ、メッツのピート・アロンソ内野手がワイルドカード・シリーズ第3戦の9回に放った逆転3ランだった。 同賞は2020年に創設され、ファン投票で決定される。第1回は2020年ワールドシリーズ第4戦にブレット・フィリップス外野手(当時レイズ)が放ったサヨナラ打、2021年はワールドシリーズ第6戦でホルヘ・ソレア外野手(当時ブレーブス)が放った先頭打者アーチ、2022年はアルバート・プホルス(カージナルス)が到達した700号の瞬間、2023年はワールドシリーズ第1戦でアドリス・ガルシア外野手(レンジャーズ)が放ったサヨナラアーチが受賞した。
Full-Count編集部