石破氏が総裁選出馬会見(全文1)政治と行政の信頼回復へ「100日プラン」
●憲法改正
最後に総裁選は多くの論点がございます。できれば立候補する人、これが内閣総理大臣を選ぶ選挙でも実質ございます。徹底的に議論をし、党員の方のみならず国民の皆さま方、誰がどのような主張をしているのかということがご理解いただける、そのような総裁選であってもらいたいと思っております。 憲法も論点になるでありましょう。私は優先順位をきちんと定めるべきだと思っています。来年の参議院選挙までに合区解消のための憲法改正は間に合いませんでした。4年後には次の選挙がまいります。このための憲法改正は時限性のあるものであります。さらに国民の人権を決して不当に侵害しない、そういう前提に立った下で緊急事態の条項は必要であります。憲法上に根拠がなければそれが行われず、被害が拡大をする、そういうことがございます。憲法9条については国民の深い理解が必要であり、必要なものを急ぐ。最後に申し上げれば、自民党の憲法改正草案には政府は国民に対して説明する責務を、それは権利と義務の章に定めております。急ぐものは何か。今、必要なものは何か。そういうことをきちんと認識をしながら憲法改正に取り組んでまいりたいと考えております。私は使命感を持って、責任感を持って、全身全霊でこの選挙に臨んでまいります。 厳しい中にあって、ご支援をいただく同志の皆さま方に心から感謝を申し上げたい。党員の皆さま、党友の皆さま方、ご支持、ご支援を心からお願いを申し上げるものであります。どうぞよろしくお願いを申し上げます。以上で私の発言を終わります。ありがとうございました。 司会:ありがとうございました。それではここから質疑に移らせていただきますが、先ほど申し上げましたとおり、質問のある方は挙手、そして社名と指名を名乗ってからご質問ください。 まず幹事社からいきましょうか。よろしいですか。幹事社ありますでしょうか。よろしいですか。では挙手をお願いいたします。では手の上がった順に、どうぞ白いシャツの方からお願いします。どうぞ。名前と社名をお願いいたします。どうぞ。 【連載】石破氏が総裁選出馬会見(全文2)へ続く