HyperLiquidのイーサリアム取引高、ビットコインを上回る──総取引高は約77兆円超え
HYPEはAAVEを凌ぐ
市場の動きといえば、ハイパーリキッドのネイティブトークンで、誕生からわずか2週間のHYPEトークンはすでに大人気を博している。 データソースのCoingeckoによると、同トークンは登場以来300%以上急騰し、時価総額は56億9000万ドルに急上昇。これは、イーサリアムの主要レンディングプロトコル「アーベ(Aave)」や、ソラナベースの分散型取引所レイディウム(Raydium)、ジュピター(Jupiter)のような老舗のDeFiプレーヤーのネイティブトークンの時価総額よりも大きい。 ウィンターミュートによれば、記録的なエアドロップ後の持続的な強気の動きは、投資家の自信の表れだという。 「エアドロップの受け取り手から大きな売り圧力がかかる可能性があったにもかかわらず、HYPEに対する持続的な需要は一貫して供給を上回っており、市場の信頼が強固であることを示している」とウィンターミュートは指摘する。 ハイパーリキッドは11月29日、10億近いHYPEの供給量の31%を取引活動で獲得したポイントを保有するユーザーにエアドロップした。このエアドロップの評価額は19億ドルで、レイヤー2ソリューション、アービトラム(Arbitrum)の評価額15億ドルを上回った。 HYPEは、ハイパーリキッドの「HyperBFT」コンセンサスメカニズムの安全を確保するためのステーキングアセットとして使用され、取引やスマートコントラクトの実行を促進するガス代(取引手数料)トークンとしても機能する。 |翻訳・編集:山口晶子|画像:ハイパーリキッドでのパーペチュアル累計取引高(DefiLlama)|原文:Ether Volume Overshadows Bitcoin on HyperLiquid as Platform Activity Hits $500B
CoinDesk Japan 編集部