【カペラS/トレセン情報】末脚切れるクインズメリッサ 宮本博調教師「展開が速くなってくれれば」
[GⅢカペラステークス=2024年12月8日(日曜)3歳上、中山競馬場・ダート1200メートル] クインズメリッサ(宮本・牝6)は、キャリア22戦目で初めての重賞挑戦。一昨年7月のオープン入り後、13戦続けて地道にオープン特別とリステッドで末脚を磨いてきた。中山ダート1200メートルは一昨年1月の初春S(3勝クラス)で0秒2差3着、昨年1月のジャニュアリーSで0秒3差5着と相性は悪くない。 宮本調教師は中山コースについて「直線に坂があるのでいいと思っています」と期待を寄せる。前走の藤森Sは、後方待機策から直線で大外に持ち出し、前をごぼう抜きにする競馬でオープン初勝利。トレーナーは「前走の脚は良かった。展開が速くなってくれれば」と展望を語る。 4日の最終追い切りは主戦の藤懸が騎乗。栗東坂路でしまい強めに追われて4ハロン53・1ー12・1秒で走破し、具合の良さをアピールした。おばのケイアイガーベラが5歳暮れに制したレースでもあり、流れさえ向けば重賞初挑戦Vのシーンも十分にありそうだ。
佐藤 美生