「ブルーベリー」の健康と美容効果とは?冷凍の場合でもきちんと栄養補給できるの?栄養士が解説
ブルーベリーは、持ち前の豊富な抗酸化物質や栄養価が高いことで評価され、長年“スーパーフード”としてブルーベリーの効能が称賛されてきた(しかも、1カップあたり83kcalと低カロリー)。今回は、ブルーベリーについて徹底解説。 【写真】想像以上にメリットばかり!? 「ブルーベリー」が持つ12個の健康効果 「ブルーベリーには、ビタミンC、カリウム、食物繊維が豊富に含まれています」と話すのは、管理栄養士のアンジェリーク・パナゴス。スムージーや朝食ボウル、サラダ、パンケーキ、焼き菓子など、「用途が広いブルーベリーは、さまざまな方法で食生活に取り入れることができます」 ここからブルーベリーのメリットをみていこう。 ▼磯崎由佳子/一般社団法人日本フードドクター食医学協会 栄養士
ブルーベリーの効果
▼免疫システムを整える ブルーベリーに豊富に含まれているビタミンCは、免疫機能を高める働きが期待できる。ブルーベリー1カップ分食べるだけで、1日のビタミンC推奨摂取量の24%を摂取することができる。 ▼老化の速度を遅らせる ブルーベリーの抗酸化作用による別の利点を挙げるなら、紫外線や汚染、喫煙によって老化現象を引き起こすフリーラジカルを中和する効果があること。 ▼減量の手助けをしてくれる ブルーベリーには食物繊維が豊富に含まれるため、満腹感が得られやすく、過剰なカロリー摂取を減らすことにつながる。 別の研究では、特にフラボノイドの減量効果が確認されている。
冷凍ブルーベリーはいい?
▼栄養価とメリット 冷凍すると細胞壁が破壊され、成分の摂取がしやすくなる。アントシアニンやビタミンE、ビタミンAは脂溶性ビタミンのため、栄養素が失われる心配はない。しかしビタミンCは水溶性ビタミンのため、溶けると流れ出てしまう。保管中はなるべく溶けないように注意することが大切。 ▼デメリット 冷凍ブルーベリーを買うことで、ブルーベリーの消費期限を伸ばすことはできるけれど、加工によってアントシアニンの効能が低下する場合もある。ある研究によれば、半年間で最大59%の効能が落ちてしまうとか。メリットとデメリットを理解して、上手く取り入れていこう。