栃木の10代投票率、前回衆院選は42％ 最低は20代、県選管「投票率アップ図りたい」
15日公示、27日投開票の衆院選に関連して、栃木県内の年代別投票率の動向を直近のデータで振り返った。令和3年選挙を見ると、最も投票率が低かったのは、20代前半（20～24歳）の30・58％だった。次いで、20代後半（25～29歳）が37・29％などと続いた。 これに対し最も高かったのは、70代前半（70～74歳）の69・16％。20代前半と比べると、倍以上の開きがあり、若年層の投票率の低さが浮き彫りとなった。選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられた10代（18～19歳）は42・14％だった。 現在では、X（旧ツイッター）やフェイスブックといった交流サイト（SNS）などインターネットを利用した選挙運動が可能になった。若年層にとって、政治が身近に感じられる機会が多くなっているが、投票行動につながっていないのが現状だ。 県選管は「若年層を対象とした選挙への参加を促す環境づくりを進め、投票率アップを図りたい」としている。
