中国でユニクロ40周年感謝祭の真っ最中に「柳井発言」が大炎上
「日本製品をボイコットしよう」との声も
実際、この記事が発表されるや、翌11月29日午前、中国の大手ネットメディア「新浪財経」が、大々的に記事に取り上げた。タイトルは、「ユニクロの創業者が新疆ウイグルの綿を使用しないことを堅持していると表明 中国はユニクロ最大の生産基地」。内容は、以下の通りだ。 <ユニクロの創業者である柳井正(会長)は、最近、BBCのインタビューで、「ユニクロは中国の新疆ウイグル自治区産の綿花を使用していない」と述べた。中国はユニクロの重要な市場であり、店舗数は日本をはるかに超えている。それなのに、柳井正はこの策略を変えないというのだ。 本誌の理解では、中国はユニクロ最大の生産基地であり、店舗数でも最大の市場だ。2021年以降は、中国の店舗数は日本の店舗数を超えている。2024年8月末現在で、ユニクロの中華圏の店舗数は1032店で、そのうち926店は中国大陸になる。 日本国内の店舗数は、すでに800店を割り込んでいる。2024年8月末までの2024年財政年度で、ユニクロの中華圏での売上高は9・2%増えており、営業利益も微増だが0・5%となっている> 以上である。私が注視したのは、記事よりもむしろ、記事の下側に縷々(るる)連なっている読者の書き込みである。例えば、こんなことが書かれていた。 「われわれだって、ユニクロを使用しないという態度を示すことができるんだぞ」(上海市) 「いまだそんなところの物を置いているのか。もうとっくに絶滅していると思っていた」(天津市) 「新疆ウイグルの綿を使用しないと固く決め、しかも正当な理由がない日本企業の商品を、中国人がなぜわざわざ買う必要があるのか? 私は絶対に買いに行かない」(湖北省) 「私は愛国者だから、今日からユニクロは買わないことにした。私の態度は非常に固い!! 日本製品をボイコットしよう」(広東省) 「外国のブランドなんてそもそも買ったことがない。スマホも家電製品も、車も含めて、すべて国産ブランドではないか。衣服なんて、言うまでもないよ」(山東省)