リニア工事についてＪＲ東海の丹羽社長は１２日の会見で、静岡県境までの先進抗掘削を進める考えを改めて示し、今後の工事計画を大井川流域の市と町に個別に説明したいと話しました。 　リニア工事については、ＪＲ東海が地質や湧水の状況を調べるボーリングを山梨県から静岡県に向け進めていましたが、山梨県内で穴の回りが崩れ継続が困難になったため、県境から１０メートル進んだところで調査を終了しました。 　これについてＪＲ東海の丹羽俊介社長は１２日の定例会見で、先進坑の掘削を山梨県と静岡県の県境手前まで進めた上で、改めて静岡県内の地質・湧水を確認するボーリングを行う考えを改めて示し、こうした計画を大井川流域の市と町などに説明したいと話しました。 ●ＪＲ東海・丹羽俊介社長： 「今後の先進抗の掘削計画については、今後私どもの方から大井川利水関係協議会の会員の方々に説明する予定」 　また、住民に対する説明会も開くとし、「自治体ごとに順次相談を始めているところ」と明かしました。