名古屋がベルギー1部ヘントの元日本代表GKシュミット・ダニエルを完全移籍で獲得へ
名古屋が、ベルギー1部ヘントの元日本代表GKシュミット・ダニエル(32)を完全移籍で獲得することが29日までに分かった。ヘントとの契約を残しているため移籍金が発生するが、複数の関係者によればこの日までにクラブ間で大筋合意。年明けにも正式に発表される見通しという。Jリーグには5年半ぶりの復帰となる。 1メートル97の長身を誇るシュミットは、米国人の父と日本人の母を持つ。宮城の東北学院高から中大に進学し、1年から3年時までは川崎Fの特別指定選手として登録。14年に仙台とプロ契約し、J2熊本、J3松本(当時J2)での武者修行を経て、仙台で正守護神を座を奪ったのちの19年7月にベルギー1部シントトロイデンに移籍した。 昨年12月には出場機会を求めてヘントに移籍したが、今季はここまでは公式戦出場5試合にとどまっている。それでも長身を生かしたセーブや足元の技術は今も日本人屈指で、今季限りで退団したランゲラックの後釜としてはこの上ない存在だ。 22年W杯カタール大会の日本代表メンバー入りも果たした守護神が、久しぶりにJリーグで健在を示す。