齋藤彰俊が秋山準と共にLIMIT BREAKラストマッチ勝利「最高のパートナーに感謝」
齋藤「今日は本当にうれしい。いい一日でした。生涯忘れないと思います」
プロレスリング・ノアは10月20日、東京・品川プリンスホテル Club eXで「ザ・リーヴ Presents LIMIT BREAK 4」を開催し、セミファイナルでは齋藤彰俊のLIMIT BREAKラストマッチが行われた。 【動画】齋藤彰俊、最後のスターネス出陣。小島聡と握手をかわし、そして、名パートナー・秋山準との別れ!!その目には涙。 齋藤は秋山準とタッグを組み、小島聡と大和田侑組と対戦。15分56秒、齋藤がスイクルデスで大和田を下し、勝利を収めた。 『ザ・リーヴPresents LIMIT BREAK .4』 日程:2024年10月20日(日)開始16:30開場15:30 会場:東京・品川プリンスホテル Club eX 観衆:344人 試合後、齋藤は秋山とのタッグに感謝の意を述べた。「2000年に秋山さんと初めて会ったときから、クールで的確な指導者という印象でした。今日も一緒に組めて本当に嬉しかった」と振り返りながら、感動の中での勝利を喜んだ。秋山も「齋藤は最高のパートナー。あと5試合残っているが、悔いなく走り抜けてほしい」とエールを送った。最後には二人が握手を交わし、リングを降りる齋藤に対し、秋山は「私生活ではやめてください」と冗談を飛ばし、和やかな雰囲気で締めくくった。 また、小島は試合後に「NOAHのリングはいつも素晴らしい。特に齋藤さんとは若い頃から切磋琢磨してきた間柄で、今回の対戦は本当に嬉しい」とコメント。続けて「若手の大和田やベテランの秋山といった選手たちと一緒に、これからも多くの感動を届けていきたい」と抱負を語り、最後には「いっちゃうぞバカヤロー!」と小島らしい熱い締めの言葉を残した。 秋山は若手の大和田についても「彼は素晴らしい素質を持っている。次回の試合では、もっと感情を燃やして全日本やNOAHの継承者として表現してほしい」と期待を寄せ、未来の可能性に言及した。 【試合後の齋藤&秋山】 齋藤「ありがとうございました」 秋山「ありがとうございました」 齋藤「LIMIT BREAK最後、東京で今日最後でしたけどね。忘れもしない2000年の時、秋山さんと初めて会って。ものすごくクールで怖くて、いろんなものが的確でっていうイメージで。一緒に組めるようになって、いろんなプロレス、また新日本とは違う、ものすごく奥深いプロレスを…俺、物覚えが悪いんで、なかなかあれだけど、教えてもらって。今日もね、本当に組めてよかった。怖さもあるし、ピリピリした緊張感もあるけど、肌から感じるよね。でもものすごい安心感もあるし、言葉もいらないし、目が合うだけで。今日はシャキっとしようと思ったけど、最後、顔見たらちょっとゆるんじゃったかな。本当にありがとうございました」 秋山「いやいや、本当にありがとうございました。もう思い出尽きないけど、前も言ったけど、俺にとって一番組みやすい最高のパートナー。今回引退ってことで、あと何試合あるんですか?」 齋藤「あと5試合ですかね」 秋山「5試合。最後まで悔いなく走り切ってください」 齋藤「はい」 秋山「ありがとうございました」 齋藤「いや、とんでもない」 ※二人は握手 齋藤「リング降りるんで、これから私生活でお世話になります(笑)」 秋山「ちょっとそれはやめてください(笑)」 齋藤「本当にありがとうございました」 秋山「ありがとうございました」 齋藤「今日は本当にうれしい。いい一日でした。生涯忘れないと思います」 ――大和田については? 秋山「大和田君、いいと思うよ。NOAHだとこの技は今は使っちゃダメとか、そういうのあると思うから。でも、そうすると感情、もっと燃えるものを出して。いいもの持ってると思うんでね。NOAHを離れた俺が言うのもなんだけど、今見たらNOAHから昔の何かを継承してるヤツっていうのが俺は見えない。トップの人間から。やっぱり丸藤でもいい、杉浦でもいい、小川さんでもいい。何かモノにして俺ら全日本、NOAHと続くものを何か一つでも表現してもらいたいなと。彼はそれぐらいできると思うし、もし次やった時はそれを感じさせてほしい。メチャクチャ期待してるから。頑張れ」 【小島の話】「いつ以来のプロレスリング・ノアかな? しょっちゅう上がらせてもらってるから、そのへんの記憶は定かではないけど、そんなことはどうでもいいんだよ。なぜなら、このNOAHというリングがとても素晴らしくて、とてもやりがいがあって、とても有意義な場所だからだ。対戦相手は誰でもいい。そして今回、特に齋藤彰俊さんっていうずっと若い時からしのぎを削ってきた間柄の人とこうやってやり合うことができて、とても、とても幸せに思います。大和田みたいなすごく若くてイキのいい人間がいたり、秋山選手みたいなベテランで、俺と同世代で、ほとんど同じキャリアで頑張ってる選手もいるし。プロレスラーはホントいろいろだよ。そのいろいろの中に俺も入ってるんだ。入れてくれ、俺も。いろいろなプロレスラーの中の一人として、これからもみんなにいろんな思いを、いろんな感動を与えていければと思います。ありがとうございました。いっちゃうぞバカヤロー!」 <写真提供:プロレスリング・ノア>
プロレスTODAY