アルボン「ピット出口でリミッターを解除した時に振動を感じ、何かおかしいと気づいた」:ウイリアムズ F1第7戦決勝
2024年F1第7戦エミリア・ロマーニャGPの決勝レースが行われ、ウイリアムズのローガン・サージェントは17位、アレクサンダー・アルボンはリタイアに終わった。 【写真】2024年F1第7戦エミリア・ロマーニャGP ローガン・サージェント(ウイリアムズ) ■ローガン・サージェント(ウイリアムズ・レーシング) 決勝=17位(62周/63周) 19番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム 今日は少々苦戦を強いられた。ここではオーバーテイクの機会はごく限られていて、DRSトレインに入ってしまうとダーティエアを浴び続けることになるから、タイヤをいい状態に保つのが難しくなる。しかも、後半のスティントでは何度もブルーフラッグを振られて、厳しい条件が積み重なっていったんだ。 クリーンエアで走れた部分だけを見れば、パフォーマンスは周囲のドライバーたちと比べても、それほど悪くなかったと思う。それがポジティブな点だ。このレースについて話すべきことは、あまり多くはない。とにかくトラブルを避けて、淡々と周回を続けようと努めたというだけでね。 ■アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ・レーシング) 決勝=DNF(51周/63周) 14番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ミディアム→ミディアム ピットストップでのホイールのトラブルの後は、レースをテストセッションとして利用しようと考えて、ロングランでのブレーキに関する実験をした。レースコンディションでいろいろと試してみたんだ。 ピットを離れた時点では、ホイールの取り付けに問題があるとは感じられなかった。ピット出口でリミッターを解除した時に初めて振動を感じ、何かがおかしいと気づいたんだ。でも、タイヤが外れてしまうことがないのはわかっていた。あるところまでは行っても、そこで止まっていれば大丈夫だからね。それでもペナルティの対象になったのは仕方がないし、彼らの判断は理解できる。 少々つらいレースだったけど、絶望的だったわけではない。僕らにはプランがある。中団グループでは大量得点は難しいから、まだそれほど離されてはいないし、追いつくこともできると思う。昨年のこの時点で、僕らは1点しか獲っていなかった。そう考えれば、あまり変わらない位置にいるわけだ。当面、大きなアップグレードの予定はないものの、ひとまずクルマの軽量化に力を入れるつもりでいるし、小規模なアップグレードは投入することになるだろう。この週末から学べることを持ち帰って、次のモナコに焦点を合わせていきたい。 [オートスポーツweb 2024年05月21日]