「50年先の未来を展示」…万博テーマ館のプロデューサー、阪大・石黒教授が講演
関西経済同友会は1日、2025年大阪・関西万博に向けた機運の盛り上げにつなげようと、万博の展示や運営に携わるプロデューサー陣が登壇する講演会をスタートさせた。初回はテーマ館プロデューサーを務める石黒浩・大阪大教授が登場し、パビリオンの見所や展示にかける思いを語った。 この日の講演会には、オンラインを含めて企業関係者ら約150人が参加した。
石黒氏の手がけるテーマ館「いのちの未来」では約20体のアンドロイド(人間型ロボット)などを展示し、50年後の暮らしや技術に迫る。石黒氏は、展示内容を巡って住宅や鉄道、製薬といった幅広い業界の若手社員らと協議を重ねてきたことを明かした上で、「50年先にどんな未来がやってくるのかを展示する。人間社会の新たなあり方を世界に発信していく」と述べた。 関西経済同友会では、ほかのテーマ館や会場運営に携わるプロデューサーの講演会を、11月までに5回にわたって開催する予定だ。