アルピーヌ、新型『A290』の日本導入を検討。高性能、俊敏性、軽量を備えたブランド初のスポーツEV
アルピーヌ・ジャポンは6月21日、今月13日にフランス、ル・マン24時間レースの会場で初公開されたアルピーヌ初の電動モデル『A290』について、日本市場への導入を検討していることを明らかにした。 【写真】アルピーヌA290のインテリア(コクピット) アルピーヌが“電動時代のホットハッチ”を謳うA290は、同ブランドのDNAを完璧に受け継いで開発された新型モデルだ。このアーバン・スポーツカーは、アルピーヌを代表する『A110』の走行におけるすべての感覚が凝縮され、同ブランドを特徴付けるパフォーマンス、敏捷性、ライトウエイトの3つの要素を備えた電動スポーツモデルとなっている。 パフォーマンス志向のユーザーやスタイル重視の顧客、そして男女を問わず新たな顧客層にアピールするよう設計されたアルピーヌA290。ルノーグループのEV新会社であるアンペア社由来の電動プラットフォームを採用するこのクルマは、軽快で高性能な走りだけでなく、EVを蓄電池として利用できる双方向V2G(ビークル・トゥ・グリッド)充電などを備えるなど家庭での充電を最適化するエネルギーサービスを提供し、日常における快適な使い心地の実現が目指された。 「アルピーヌA290は新しい世代の電気自動車の最初のモデルであり、私たちの“ドリームガレージ”を可能な限り素晴らしいかたちで始動させるものだ」と語るのは、アルピーヌのフィリップ・クリーフCEO。 「このアーバン・スポーツカーは、アルピーヌをより多くの人々に紹介するものであり、ドライビングプレジャーを提供することで愛されてきた“ホットハッチ”という忘れ去られたカテゴリーを復活させるものになる」 ■アルピーヌA290 主要諸元表 全長×全幅×全高/3990mm×1820mm×1520mm ホイールベース/2530mm 車両重量/1479kg 前後荷重比/57:43 荷室容量/300~326リットル(グレードによる) 最高出力/130kW(180hp)~ 160kW(220hp) 最大トルク/285Nm~300Nm バッテリー容量/52kWh トランスミッションタイプ/リダクター シャシー/アルピーヌ スポールバンプストップ&マルチリンク リアサスペンション 駆動方式/FF 最小回転直径/10.2m ブレーキ/ブレンボ製モノブロック 4ピストンフロントキャリパー ブレーキディスク直径/フロント:320mm、リヤ:288mm タイヤサイズ/225/40R19 93V 最高速度/160~170km/h(グレードによる) *主要諸元はすべて欧州仕様値 [オートスポーツweb 2024年06月26日]