まもなく赤っ恥かく金正恩、北朝鮮製兵器の時代遅れが白日の下に
■ 4.1000発撃つ前に砲身破裂する北朝鮮火砲 同じ口径でも、砲身が長く射程が長いということは、火砲の構造上、問題が発生しやすい。 射程を長くするためには、装薬といわれる発射のための火薬が多く使われる。その爆発の威力で遠くに飛ばすのである。 また、砲身を長くすると、砲弾に強い圧力をかけ砲弾の回転力を高めることができる。 では、射程を長くするために砲身が長ければ長いほどいいのかというと、そこには限度というものがある。 爆発力を高め砲身に圧力を加えすぎると、砲身内部が摩耗し亀裂ができる。 それがさらに大きくなると、砲口内で砲弾が破裂し砲身が折れるか、粉々に破壊することになる。 砲身が細くて長ければ、その可能性が高くなる。 北朝鮮の170ミリ榴弾砲は、ソウルを狙って長射程で射撃しようとして設計されているために、砲身が細くて異常ともいえるほどに長い。 このため、この火砲の砲身は、300~500発ほど発射(戦場での10日から1か月の砲弾発射量)すれば、おそらく壊れるであろう。 また、衝撃も大きいので、火砲を支える装置や砲身の後退の衝撃を緩和する装置が壊れることにもなる。
■ 5.射撃後直ちに発見される北朝鮮榴弾砲 北朝鮮の170ミリ榴弾砲は、構造上の問題なのか、特殊な火薬を使用しているためなのか、砲口から大きな火炎が出る。空砲の場合も実弾の場合もである。 北朝鮮は、大きな火炎が出る写真を朝鮮通信などを通じて公表している。 この写真を使えば、一般市民には脅威を与えるが、軍事専門家から見れば、「おそまつ」と言うほかはない。 射撃中に大きな火炎が出ると、その火炎は遠くからでも見える。 遠くから見えれば、ウクライナの監視によって発見され、その位置が標定され、砲兵部隊に連絡が行く。 米欧から供与されたエクスカリバー弾が発射されると、170ミリ榴弾砲や240ミリ多連装砲そのものに命中して破壊され、操作員に破片が当たり、死傷することになる。 北朝鮮の砲を操作する北朝鮮兵にとっては、エクスカリバー弾のことは知らされてはいないために、飛び上がって驚いているうちに死傷することになるだろう。