浦和・マチェイ・スコルジャ監督

　◇明治安田J1リーグ第34節　浦和1―2東京V（2024年10月19日　味スタ） 　浦和は敵地で東京Vと対戦し1―2で敗れた。19年以来5年ぶりのリーグ戦4連敗。マチェイ・スコルジャ監督が試合を振り返った。 　「本日はあまりいいパフォーマンスをお見せすることができなかった。もちろん、試合の前には選手たちは今の状況によるプレッシャーを感じていたと思うが、我々は浦和レッズであり、そういったところでもしっかりとマネジメントできないといけない。次の試合では私をはじめ、また違った姿をお見せすることができればと思う」 　前半10分に決定機を許したが、ゴール手前でDFマリウス・ホイブラーテンがブロックした。同27分にはMF渡辺凌磨がドリブルで突破し、左足一閃。今季5得点目で、チームは9月のG大阪戦以来4試合ぶりの得点となった。スコルジャ監督は「我々はこの試合をコントロールしようとしたが、東京Vの運動量によって、特にサイドでのマネジメントが難しかった。ただ、流れがあまりよくない中でも渡辺凌磨が非常に良い判断でミドルシュートを決めてくれた」と評価した。 　後半は2得点を奪われ、逆転された。再びセットプレーでの失点もあり、「よりゲームコントロールができるようになってきた流れの中で、またセットプレーのところで集中力が切れて、失点してしまった。またセットプレーから失点してしまった、というのは、もちろん我々にとって嫌な思いがある」と語った。 　浦和は16位に転落。次戦は17位の柏との残留争いとなる。「我々にとって受け入れられない状況。我々のロッカーに入る全ての人間、私をはじめ、選手たち、トレーナーに至るまで、全員が責任を持って行動しないといけないと思う」。打開策については「いろいろな悪い考えが浮かんでくるので、それを取っ払って、頭をスッキリさせることが必要。そして次の試合のことのみを考えることに集中することが重要。次の柏戦は、今シーズンの浦和レッズにとって、最も重要な試合になる。私の頭の中ではそういうアプローチが必要だと思っているので、それをチームと共有したいと思う」と話した。