<私の恩人>「我が家」の坪倉 「ネプチューン」はトリオの鑑!
お笑い界きってのイケメンとしても知られる、お笑いトリオ「我が家」の坪倉由幸さん(36)。舞台「てんぷくトリオのコント~井上ひさしの笑いの原点~」(6月19日~7月6日、東京・あうるすぽっと)に「我が家」として出演し、トリオの大先輩「てんぷくトリオ」のネタに挑戦します。日本テレビ系「ヒルナンデス!」やNHK「LIFE~人生に捧げるコント~」などでピンとしての活動も目立っていますが、トリオとしての心得を学んだのは同じ事務所の先輩「ネプチューン」だといいます。 同じ事務所で、自分たちの上にトリオで成功してらっしゃる方がいる。これは、すごく幸運なことだと思います。見習うべき背中があるというのは、とてもありがたいですから。 まず、堀内(健)さん。ご存知の通り(笑)、マジメなことを言う感じじゃないですし、「好きにやりゃいいんだよ」とよく言われます。本当に“無邪気”な方です。 ただ、一回、聞いたんです。もう3年ほど前かな。ラジオ番組にゲストで来ていただいた時に、番組に乗じて「トリオで成功する秘訣って、何ですかね?」と真剣に尋ねてみた。いつものように、ふざけて返してこられるのかなと思ったら、真顔で「お互いをほめ合うことだろうな」と言ってくださったんです。 「ウチは絶対に(原田)泰造がほめてくれるんだけど、それだよ。1個でもいいから、仕事が終わったら、相手をほめる。悪いことじゃなく、いいことを探す。そして、それを口に出して言うんだよ」。 こんなにマジメに言ってくれるんだと面食らった部分もあるんですけど(笑)、このお話は本当にありがたかったです。それ以来、もちろんダメ出しをする時もありますけど、まずはいいことを言うようにしてます。これが大切だなと。ほめて、ミスのことを言って、またほめる。そうすると、相手の言うことが聞けるんですよね。ま、杉山のいいところを探すのは、なかなか大変ですけど(笑)。 そうなると、さらに、今まで「そこまで段取りを決めなくてもいいだろう」となんとなく気恥ずかしくて言えなかった、細かいネタの打ち合わせとかもできるようになるんです。