<私の恩人>「我が家」の坪倉 「ネプチューン」はトリオの鑑!
名倉(潤)さんは、僕にとっては“怖い”方です。自分から軽口を言ってこられるようなこともあまりないし、こちらから軽い感じでお声がけをすることもない。ただ、人づてには、僕らが劇場に出てるのを楽屋モニターでご覧になってて「コイツら、オモロイな」とおっしゃってたなんてことは聞くんです。面と向かってはそういうことをおっしゃらないので、そんな話を聞くと、とても、とてもうれしい。後日、そんな話をご本人にすると「そんなん言うてたか?知らんわ」とおっしゃるんですけど(笑)。 名倉さんにも、真正面から尋ねたことがあったんです。名倉さんのライブを見学に行って、その後の打ち上げにも参加させてもらった時でした。酔ったフリをしながら、聞いてみたんです。「『我が家』って、どうやっていったらいいですか?」と。そこは他の出演者の方や、スタッフさんもたくさんいる場だったからか「分かってるけど、それはここでは言わん」と。打ち上げの1次会が終わった時に、ちょっと行こうかと次の店に誘っていただいて、そこで「さっきの話やけどな」と続きを教えていただきました。 「現時点では、お前は残り2人のことを考えなくていい。自分が頑張っていれば、2人は必ずついてくる。自分が進むことを考えろ。1人だけでやっていくのは、決して“冷たいこと”ではない。必ず3人のプラスになるから」。その時、ちょうど「ヒルナンデス!」に1人で出るようになった時期でもあって、いろいろ悩んでた時期だったんですけど、それを見透かしたような答えをいただきました。 実際、自分1人の仕事が増えてくると、いい意味で他のメンバーもこちらを認めてくれるというか、そうなるとこちらも相手を認められる。堀内さんが言ってることと道筋は違うけれども、結果は同じなのかもしれませんね。おかげさまで、今はすごくいいバランスが生まれてるんです。 泰造さんには、ストレートにそんなことを聞いたことはないですね。というのは、堀内さんのお話じゃないですけど、僕らに対しても、いつも真正面からほめてくださるんで。お会いすると、少し前に出たテレビの話とかを自分から持ち出して「あの番組、面白かったよな~!!」と言ってくださるんです。無理にほめてるとかじゃなく、自然にほめてくださるんです。