2024年は11回の発射確認-弾道ミサイル発射を想定した避難訓練【新潟・村上市】
県は、他国からの弾道ミサイル発射を想定した住民避難訓練を、村上市で実施しました。 「弾道ミサイルが発射されました」 【動画】2024年は11回の発射確認-弾道ミサイル発射を想定した避難訓練【新潟・村上市】 ■職員 「窓を閉め、ブラインドを降ろして窓から離れてください。身を守りながらの対応をお願いします。」 訓練は、他国から弾道ミサイルが発射され、県内を通過した想定で実施されました。2022年10月には、北朝鮮の弾道ミサイルが日本上空を通過。2024年に入ってからは、11月5日を含め11回の発射が確認されています。 村上市役所は、Jアラートが発令された際に庁内放送や防災メールで市民に安全確保を呼びかけることにしていて、その手順や被害の把握方法などを確認しました。午後の避難訓練には、住民13人が参加。弾道ミサイルが発射された際、国は地下への避難が望ましいとしていて、村上市内には5カ所の地下避難施設があります。 ■会館職員 「こちらにお逃げください!地下にお入りください。」 今回は、避難施設のひとつであるイヨボヤ会館で、迅速に避難できるかを確認しました。 ■参加した市民 「ミサイルは考えていなかったが、(村上は北朝鮮から)近いので放送が入った時にはどうしたらいいか教えていただいてよかった。」 「あまり現実味がなかった。果たしてミサイルが飛んできたときに、どう対処すればいいかまだ分からないところがたくさんある。」 ■村上市 大滝敏文副市長 「市の建物や地下を有事の際に活用してもらいたいということを、さらに市民に強くPRしていきたい。」 県は、今後も同様の訓練を各地で実施する方針です。