大学退職し亡くなった教職員の自宅から放射性物質が入った金属缶が見つかる 炭素14とトリチウムを検出 富山大学「人体や周辺環境に影響ない」
富山大学は、退職しすでに亡くなっている教職員の富山県内の自宅から、放射性物質が見つかったと発表しました。大学はこの物質が収納されていると思われる容器を放射線管理区域に保管していて、人体及び周辺環境への影響はないとしています。 【写真を見る】大学退職し亡くなった教職員の自宅から放射性物質が入った金属缶が見つかる 炭素14とトリチウムを検出 富山大学「人体や周辺環境に影響ない」 富山大学によりますと、11月8日午前11時ごろ、退職しすでに亡くなっている教職員の県内の自宅から、放射性物質らしきものが見つかったと、この教職員の家族から連絡を受け、翌日調査したところ放射性物質が収納されていると思われる金属缶を確認したということです。 大学がこの金属缶の表面と保管場所の汚染状況を測定した結果、金属缶の表面から炭素14とトリチウムが検出され、保管場所でも炭素14が検出されたということです。 この結果を受け、大学は放射性同位元素等の規制に関する法律の「放射性同位元素等の管理区域外漏えい」にあたると判断、14日に原子力規制庁に報告しました。 大学は発見場所の空間線量率がバックグラウンドレベルであること、金属缶はすでに移動させたことなどから、人体及び周辺環境への影響はないとしています。 大学は16日記者会見し、詳しい説明を行う方針です。
チューリップテレビ
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