巡航ミサイル「ストームシャドー」（ゲッティ＝共同）

　【キーウ共同】ウクライナ空軍は21日、ロシア軍が同日朝、ロシア南部アストラハン州から大陸間弾道ミサイル（ICBM）をウクライナ東部に向けて発射したと通信アプリで発表した。ウクライナ当局が被害を調べている。ロシア側は発表しておらず、信ぴょう性は不明。事実とすれば、ウクライナ侵攻でのICBM使用は初めてとなる。 【写真】ロシア兵と北朝鮮兵の計約5万人がウクライナ軍と交戦中　米政府確認

　ロシアのペスコフ大統領報道官は「話すことは何もない」と述べ、国防省に照会するよう求めた。タス通信が報じた。 　空軍によると、21日午前5時から7時にかけて、東部ドニエプロペトロフスク州ドニプロに攻撃があり、ICBMや極超音速ミサイル「キンジャル」、巡航ミサイル「Kh101」が使われた。 　複数の欧米メディアは20日、ウクライナ軍が英国製の空中発射型巡航ミサイル「ストームシャドー」（射程250キロ）をロシア領内の軍事標的に向けて初めて発射したと報じた。スターマー英政権は、ロシアが北朝鮮兵をウクライナとの戦闘に投入したことに対抗し、使用を容認したという。