【写真：Getty Images】

　サッカーU-23日本代表は現地時間2日、パリ五輪（パリオリンピック）2024・準々決勝でU-23スペイン代表と対戦した。試合は0-3でU-23日本代表が敗れた。試合後、67分までピッチに立った斉藤光毅がインタビューに応じている。 【決勝トーナメント表】パリ五輪　男子サッカー 　斉藤は、この試合でも左ウィングのポジションで先発出場。単独での突破や連係からの崩しを試みるなど、積極的な動きをみせた。しかし、決定的な場面は作り出せなかった。 　U-23日本代表の10番はこの試合を振り返り、「自分たちがやろうとしていたことを相手に、完全にやられたなっていう感じだった」と前置きしたうえで、「大会に入る前は、金メダルを取れると思ったんですけど、これが現状ということで。もっと一人一人がレベルの高い基準を持ってやっていかなきゃいけないなと、改めて思いました」とコメントし、更なる個のレベルアップの必要性について言及した。 　また、自身のプレーについては、「自分自身も個で全然できなかったので、突破もできなかったし、得点にも絡めなかったので、そこは自分のダメなところだし、もっとやらなきゃいけないことだと思うので、より上の舞台に行って、俺らはもうワールドカップしかないので、そこで出したいなと思ってます」とこの一戦を通して、将来の抱負についても語っている。 　最後に斉藤は大会を振り返り、「自分自身のキャリアを大きく変える大会っていう感じじゃなかった」と述べ、「出しきれなかった部分っていうのはたくさんあるので、それは自分自身の今のレベルだと思うし。自分が出せるように、状況とか環境っていうのも、全部自分のほうに持っていける立場っていうのも作らなきゃいけないと思うし、自分自身の能力っていうのを上げていかなきゃいけないと思うので、もっとやっていかないといけないなと思いました」とこれからの更なる飛躍を誓った。 （取材：加藤健一【フランス】、構成：編集部）