硫酸76トンがトラックから川に…1960年代に建設された500m超の橋が崩落し転落 少なくとも4人死亡10人以上が行方不明に ブラジル
ブラジルで22日、全長500m超の橋が崩落し硫酸76tを積んだトラックなど4台などが川に転落する事故が発生し、4人が死亡10人以上が行方不明となっている。また、アメリカ・カリフォルニアでは高波で桟橋が崩壊し、男性2人が海上で救助された。 【画像】ブラジル北東部の全長約533mの橋に亀裂が入る一部始終(合計7枚)
全長約533mの橋が崩落…硫酸積載で救助を一時中断
22日、ブラジル北東部で突然橋が崩落。 川に転落したトラックには、硫酸約76tが積まれていた。 男性が橋に近づいて行くと突然叫び出し、慌てて逃げ出した。 橋の先には、大型トラックが止まっているのが確認できる。 男性が急いで川岸に向かうと、その先には真っ白な煙が立ち上がっていた。 22日、ブラジル北東部で全長約533mの橋が崩落した。地元警察によると、トラック4台、車2台、バイク2台が川に転落した。少なくとも4人が死亡、10人以上が行方不明になっているという。 環境観光大臣: 私たちの優先事項は、まだ川にある遺体を救出し家族の元に戻すことです。 川に転落したトラックには、硫酸約76tや農薬などが積まれていて、水質の安全が確認できるまで救助活動は一時中断した。この橋は、1960年代に建設された。当局が崩落の原因について捜索を始めている。
桟橋の先端部分が海に浮かぶ…ジェットスキーで救助
一方、アメリカ西海岸のカリフォルニアでは、海に浮かぶ瓦礫の上に立ち、手を振って救助を求める2人の男性の姿があった。 ジェットスキーに乗った救助隊員が、すぐに男性の元へ向かい、重傷者はいなかった。 海に浮かんでいたのは、観光客に人気だった木製の桟橋の先端部分だ。公衆トイレと閉店したレストランがあり、改修工事中だった。 カリフォルニア一帯では、ハリケーン並みに発達した低気圧の影響で、高波が発生し、桟橋の先端部分、約45mが破壊され海に落ちた。当時、メキシコからカナダにかけての西海岸の全域で、高波警報が発令されていた。 (「イット!」12月26日放送より)
イット!