確定申告で便利と聞き「マイナンバーカード」を作りたいです。かなり昔に「通知カード」を失くしたのですが、もう二度と発行できないのでしょうか?
本人確認書類として使えるだけでなく、確定申告がスムーズになるメリットもあるマイナンバーカードをそろそろ作りたいと考えている方もいるでしょう。マイナンバーカードの申請には、通知カードなどの個人番号が分かる書類が必要です。しかし、通知カードが手元にない方もいるかもしれません。 この記事では、通知カードなしでマイナンバーカードを作る方法や、マイナンバーカード作成にかかる手数料を紹介します。 ▼定年退職時に、「1000万円」以上の貯蓄がある割合は日本でどれくらい?
通知カードとは
通知カードとは、住民にマイナンバーを知らせるために発行された紙製のカードです。2016年1月のマイナンバー制度導入にあわせて、全国民に対して発行されました。 通知カードには、マイナンバーのほかにも氏名や生年月日などが記載されており、マイナンバーカードを発行する際には自治体に返納する必要があります。なお、法改正により、2020年5月25日以降は通知カードの新規発行や再交付が停止されています。 ■通知カードを紛失した際の申請 通知カードを紛失した場合、マイナンバーカードの申請時には本人確認のための追加書類提出が必要です。表1の「A書類1点」または「B書類2点」を自治体窓口へ持参しましょう。 表1
出典:射水市「よくある質問 マイナンバーカード・通知カードを紛失してしまいました。どうしたらいいですか。」を基に筆者作成
2回目以降の交付手数料について
マイナンバーカードを初めて申請する際には、交付手数料は不要です。ただし、2回目以降の申請時には、申請理由によって手数料がかかることがあります。以下のケースに該当する場合、手数料は無料です。 ・手元のマイナンバーカードの有効期限が満了した、もしくは有効期間満了までの期間が3ヶ月未満となった場合 ・マイナンバーカードの追記欄の余白がなくなった ・天災や火災、盗難など本人に非がない理由によりマイナンバーカードを紛失もしくはカードの機能が失われた ・個人番号や住民票コードの変更のためマイナンバーカードを返納した など 上記の通り、やむを得ないケースでは手数料が無料になります。一方、以下のようなやむを得ないと認められないケースでは、手数料がかかるため注意しましょう。 ・不注意による紛失 ・引っ越し後の手続き漏れによりマイナンバーカードが失効した 再交付の手数料はカードと電子証明書あわせて1000円、特急発行の場合は2000円です。
通知カードがなくてもマイナンバーは作れる!必要書類を用意して申請しに行こう
通知カードを紛失してしまった場合、本人確認ができる書類を持参することでマイナンバーカードを申請できます。マイナンバーカードを初めて申請する場合、交付手数料は無料です。ただし、2回目以降の申請については、申請理由によって手数料が発生する場合があります。必要書類を用意して、さっそく申請してみましょう。 出典 射水市 よくある質問 マイナンバーカード・通知カードを紛失してしまいました。どうしたらいいですか。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部