空席目立つ…。Jリーグ収容率ランキング56位。入場者数はワースト…。J加入から4年も、人気は上がらず?
2024シーズンの明治安田生命Jリーグは全日程を終えた。スタジアムの盛り上がりを知る上で観客動員数は重要な指標だが、収容可能人数に対してどのくらい埋まったかというのも大事だ。スタジアムを満員にしたのはどのクラブか。今回は、2024シーズンにおけるJ1からJ3までの各クラブのリーグ戦収容率を計算。スタジアムを熱気で満たしたクラブを、ランキング形式で順位ごとに紹介する。
56位:テゲバジャーロ宮崎 本拠地:いちご宮崎新富サッカー場(5,360人収容) 平均入場者数:1,165人 平均収容率:21.7% 2024シーズンのテゲバジャーロ宮崎の平均収容率は21.7%となった。1,165人の平均入場者数はJリーグ全60クラブ中ワーストとなったが、平均収容率でも低い数字を記録してしまった。 最も収容率が高かった試合は、第25節のいわてグルージャ盛岡戦だ。本拠地「いちご宮崎新富サッカー場」は5,360人収容の小さなスタジアムだが、収容率39.6%となる2,126人のサポーターが訪れた試合となった。 第37節Y.S.C.C横浜戦も2,042人を集客し、38%の収容率を記録したが、2024シーズンにおいて2,000人以上を動員した試合は、この2試合のみとなった。 JFLからJ3に昇格して4年と、まだまだ伸びしろのあるクラブではあるが、1,552人を記録していた2023シーズンから平均入場者数が大幅に減少しており、この点は要改善だといえるだろう。 その要因はリーグ序盤戦の低迷にあるかもしれない。リーグ最下位まで順位を下げていた前半戦には観客数が1,000人を下回る試合が大半だった。順位を回復した後半戦は、それが3試合のみに減少しているように、チームの調子が観客数の増減に直結しているようだ。
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