【40代、50代・上手に怒ってストレス減!】「怒れない人」のためのアンガーマネジメントって?上手に怒る7つの処方箋
アンガーマネジメントはいかに怒りを我慢するか、ではなく、怒りを上手に伝えることを重要とする。世の中には怒りを感じても「怒れない人」もいる。そんな人がモヤモヤを残さないための、上手な切り返しや対処の方法について、アンガーマネジメントコンサルタント・一般社団法人日本アンガーマネジメント協会代表理事の安藤俊介さんに伺った。
「怒れない人」にもアンガーマネジメントは必要
「私はムッとすることがあっても、はっきり意見を言ったり、怒ったりすることができないタイプなので、アンガーマネジメントは必要ない…」そんなふうに思っていないだろうか? 「怒る必要があるときには、その思いを伝えることも大切です。アンガーマネジメントの目的は怒りの感情で後悔しないことです」(安藤さん) 怒ることが苦手な人は、その場では何も言えず、モヤモヤする気持ちを引きずったまま過ごしていたりするのではないだろうか?それでは怒りの感情と上手に付き合っていることにはならない。では「怒れない人」の特徴とは?一般社団法人日本アンガーマネジメント協会と株式会社産業編集センターにより、「怒れない人」に実施されたアンケート調査(複数回答可能・回答数728件)の結果がある。
Q. あなたが怒れない理由として近いものを教えてください 結果を見ると、過半数の人が「いい人でいたい」、「怒っても仕方がない」と思っている。つまり嫌われることに恐怖感を持っているとも言える。
Q. 後から自分が怒っていることに気づいた時、どうしますか? 過半数の人が「他の人に話す」、続いて多いのが「何もできずにモヤモヤするだけ」だった。これではアンガーマネジメントができているとは言えないだろう。
「モヤモヤするのは立派な怒りの感情です。このときにとる行動の選択肢は、『逃げる』か『闘う』か? また『受け入れる』『断る』『気の合う人とだけ付き合う』『あえて嫌いな人とも付き合う』ことを選ぶ人もいるでしょう。 最初から行動の選択肢を狭くする必要はありません。いろいろ試しながら、自分にしっくりくるものを見つけていくのでいいと思います」