「情けない気持ちでいっぱい」新添左季がメダルを逃す 敗者復活戦で反則負け
◇パリオリンピック2024 柔道女子70キロ級敗者復活戦(大会6日目=現地時間31日 シャンドマルス・アリーナ) 【画像】準々決勝に敗れた新添左季選手 準々決勝で敗れた新添左季選手は敗者復活戦に挑み、銅メダルを目指しましたがアイ・ツノダロウスタント選手(スペイン)に敗れました。 試合開始直後から積極的に大外刈りなど攻め込みますが2分19秒、ツノダロウスタント選手が袖釣り込み腰を仕掛けると、耐える新添選手。すると審判から「待て」が入り、新添選手に指導。 その後は果敢に攻めますが互いにポイントを奪えません。すると本戦終了間際、両者に指導が入り新添選手は次の指導が入ると反則負けとなってしまいます。延長戦にはいると開始37秒、ツノダロウスタント選手が袖釣り込み腰を仕掛けると、新添選手は耐えます。すると審判が「待て」を告げ、新添選手に3つ目の指導。新添選手はこの試合反則負け、メダルを逃す結果となってしまいました。 敗れた新添選手は畳に一礼し下りると、会場を後にする際に悔し涙があふれ出します。試合後、新添選手は「内定をいただいてから1年ちょっとあったんですけれども、1年間本当に毎日苦しくて、金メダルを取るために頑張っていたんですけれども、取れなくて情けない気持ちでいっぱいです」と涙をこぼしながら語りました。