岸博幸氏 厚労省の“国民年金底上げ案”を批判「国民年金の赤字を厚生年金で穴埋め…堂々と宣言」
元経産官僚で経済学者、慶大大学院教授の岸博幸氏(62)が29日までに自身のSNSを更新。厚生労働省が25日に開催した第21回社会保障審議会年金部会について言及した。 【写真あり】“余命10年”岸博幸氏「僕より余命が短い」ガン闘病の同志と…奇跡の2ショット「もっと頑張らないと」 この年金部会で、将来的に全ての人が受け取る基礎年金の水準を引き上げることや、在職老齢年金制度の見直しなどが話し合われ、全ての人が受け取る基礎年金を底上げする案が示された。 その財源は、会社員が加入する厚生年金の積み立て金を基礎年金に回すもので、厚生年金に加入している会社員からは厳しい声が上がっている。 岸氏は「基礎年金3割底上げ、厚労省が提示 厚生年金の財源活用」と題された記事を引用し「これって、国民年金(自営業、非正規、専業主婦)の赤字を厚生年金(サラリーマンと企業が払う社会保険料)で穴埋めするという、これまでひっそりやっていたことをパワーアップして堂々とやりますと宣言したに等しい。取りやすいとこから取るだけのその場凌ぎはいい加減止めろ」とつづった。