「レコード」が見直される6つの理由と今聞きたいおすすめ名盤リストを数千枚のレコードを所有する音楽ライターが解説
初めてのレコード体験。 初心者におすすめの楽しみ方
Q. レコードはどこで手に入る? 「オンラインでもレコードを買うことは可能ですが、まずはどんなレコードがあるかを知るためにもレコードショップに行くのをおすすめします。 ちなみにレコードショップというと、音楽マニアが集まる敷居の高いところというイメージを持たれている方も多いと思います。しかし、今のブームによって初心者が入りやすいお店も確実に増えています。たとえば、90年代から世界有数のレコードの聖地として知られてきた渋谷には、現在も多数のレコードショップが存在していて、今回、撮影に協力いただいた『Face Records MIYASHITA PARK』(2020年オープン)もそのひとつです」 「まずは単純に自分の好きなアーティストであったり、好きなアルバムを買えばいいと思いますが、昔から『ジャケ買い』という言葉があるように、詳しくは知らなくてもジャケットを見て直感的に『これ!』っていうレコードを買うのもおすすめです。直径30cmというジャケットのサイズ感もレコードならではの魅力のひとつですし、単純に部屋に飾ってみたいレコードという基準で選ぶのもありでしょう」 Q. 買ったレコードを聴くには何が必要? 「購入したレコードを聴くためにはレコードプレイヤーが必要ですが、今は低価格なものからハイエンドなものまでさまざまな商品が出ています。まず個人的にイチオシなのが、オーディオテクニカの『サウンドバーガー』(AT-SB727)です」 オーディオテクニカ「サウンドバーガー」 2万3980円(税込) ※「Face Records MIYASHITA PARK」では、イエローは展示用サンプルで販売していません 「これは80年代に販売されていた商品の復刻版なのですが、レトロなデザインは当時のまま、今の時代に合った仕様にアップデートされています。Bluetooth対応ですので、たとえばマーシャルのスピーカーなどと一緒に使えばケーブルの接続も不要で、簡単にレコードのサウンドを楽しめます」 「もうひとつおすすめしたいのは、IONの『Vinyl Transport』。スピーカーを内蔵しているので、これ一台でレコードのプレイが可能です。トランク型のクラシックなスタイルはインテリアの一部としても部屋にマッチすると思います」 ION「Vinyl Transport」 9400円(税込)