かんぽ不適切販売問題 日本郵政らが会見(全文4)2014年3月以前の調査は困難
かんぽ生命保険で顧客に不利益となる不適切な販売が発覚した問題で、日本郵政、かんぽ生命、日本郵便の3社長が18日午後、記者会見を行った。 【動画】かんぽ不適切販売問題で調査結果公表へ 日本郵政の長門社長ら会見 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは、「かんぽ不適切販売問題で調査結果公表へ 日本郵政の長門社長ら会見(2019年12月18日)」に対応しております。 ◇ ◇
責任回避しいてるのではないか、とたたかれた
長門:1点目のご質問について、ちょっと私の個人的印象ですけれども、タイプEが多いですよね。ものすごく比率が高いというところも、ひょっとすると、そういう数字が大きくなっている事情の1個、背景かなという印象がなくはないです。 2番目の質問ですけれども、情報が上がってこないと。私、先般、この種の会で申し上げました。だいぶたたかれました。情報が上がってこないと。1つ、長門は責任回避してるのではないかと。2つ、上がってこない情報を取るのが仕事だろうと。そういうふうにかなり批判をされまして、自分の表現力の無さに反省しましたけれども、私が、あのときも今も、この表現を言ったときの問題意識、なんだったのかと申し上げると、今般の問題、再発防止策を、持株会社の立場で考えたらいったいなんなんだと、ここが問題と、情報が上がってきてなかったんですね、事実として。そこを解かないと、持株の仕事として1つの大きな再発防止策にならないぜ、というのが私の問題意識で申し上げました。 少し申し上げたかもしれませんけれども、今回の問題、持株から見れば、非常にちょっと乱暴に言ってしまうと、事件は現場で起こったと。郵便局で起こった。商品はかんぽだった。かんぽの保険製品だったと。この問題はかんぽ生命、日本郵便の社長も大事な経営問題と認識できなかったという事実があるんですね。持株のガバナンスで考えると、グループで連絡協議会、グループのルールがあって、どういう問題を持株会社でやるのというルールがあるわけですね。大きな投資をした、人が大きく動いた、新しい子会社に問題が起こった、そういうのを持株会社のほうの取締役会なり経営会議で議論をしようね、となってるところに上がってこないというのが今回の問題だなというふうに思ってます。