肩掛けできて持ち出しやすい! Ankerの小型ポータブル電源は防災用品としても最適かもしれない
ここ最近の相次ぐ自然災害に防災意識が高まる中、注目されているポータブル電源。情報収集ツールとなるスマホやラジオへの給電、明かりの確保など、さまざまな用途に活用できる大容量バッテリーは心強い存在です。 【下駄箱に収納できるコンパクトさでこの高出力】 ただ、問題はやっぱりその重さ。大急ぎで移動しなくてはならない状況で、ずっしり重たいポタ電を防災用品等と一緒に持ち出すのはなかなか大変です。ひとまず在宅避難用に備えてはいるものの、願わくばもう少し機動力のあるタイプが欲しい…というのが本音ではないでしょうか。 そんなニーズに応えた、持ち運びやすさに特化したポータブル電源がAnkerから登場。「Anker Solix C300 Portable Power Station」(3万4990円)として、現在同社オンラインストアおよびAmazonにて予約をスタートしています。 この「Anker Solix C300 Portable Power Station」、容量288Wh(9万mAh)と、大容量化が進むポタ電の中では比較的コンパクトな部類に入る小型タイプ。16.4×16.1×24cmの縦型筐体に、家庭用コンセントと同形状のAC電源とUSB-Cを各3ポート、それにUSB-AとDCシガーソケットを1ポートと、合わせて8系統の出力を搭載しています。
緊急時にサッと持ち出せるサイズとパワフルさを両立
AC電源は最大300W、USB-Cは最大140Wの高出力に対応しており、テレビや電気毛布の使用やノートPC、タブレットへの急速充電も可能。非常時以外でも車中泊やワーケーションなどさまざまな用途に活用できます。 ポタ電としての優れた性能に加え、注目したいのは付属のストラップ。本体そのものは約4.1kgとまずまずの重さですが、ストラップを本体上部に取り付ければ肩掛けして持ち出すことができるように。手持ちよりは遥かに楽なうえ、なんといっても両手がフリーになるというのは安心感が違います。 内蔵バッテリーには繰り返しの使用や自然放電に強いリン酸鉄リチウムイオン電池を採用。また、バッテリーのみならず電子部品に関しても高寿命化にこだわっており、適切な環境下での使用であれば毎日使っても10年にわたり正常に動作する品質を実現しています。 加えて、この小型ポタ電自体の充電スピードの速さもポイント。ACコンセントからであればわずか68分、シガーソケットからでも約3.2時間という速さで満タン状態にできます。 また、一般的なポータブル電源では電池残量60~80%での保管が推奨されているところ、この「Anker Solix C300」は100%充電した状態の保管を推奨しています。大容量を余さず活かせるのはかなり嬉しいポイントではないでしょうか。さらにソーラーパネルやUSB-Cなど複数の充電方法に対応。状況に応じて柔軟に使いこなせるのも頼もしい限り。 ちなみにANKERではもうひとつ「Anker Solix C300 DC Portable Power Station」(2万4990円)という、同容量でACポート非搭載のモデルもラインナップ。こちらは肩掛けできるストラップは付かず、本体充電もUSB-Cポートを介して行うなどどちらかといえば“超大容量のモバイルバッテリー”に近いモノですが、その分サイズはひと回り小さく、重さの方も2.8kgとかなり軽量。充電するのはもっぱらデジタルガジェットが中心という人なら、こちらを選ぶという選択肢もアリかもしれません。
<文/&GP>