ドイツ代表DFシュロッターベック、カタールW杯日本戦の“トラウマ”を克服した模様「たくさん批判されてきたが…」
リュディガーとの連携にも言及
ドイツ代表DFニコ・シュロッターベックは失点に関与した2022年ワールドカップ・グループリーグでの日本戦を振り返っている。 現在24歳のシュロッターベックは昨年9月にユリアン・ナーゲルスマン氏が就任してからしばらくドイツ代表に呼ばれず。だが、ボルシア・ドルトムントのチャンピオンズリーグ決勝進出に貢献するなど今季後半戦の力強いパフォーマンスを見せ、EUROのメンバー入りを果たした。そして、ヨナタン・ターが出場停止となる29日に行われる決勝トーナメント・ラウンド16のデンマーク戦ではスタメン出場が濃厚と見られている。 そんなシュロッターベックだが、27日の記者会見に出席した際に、記者に「アントニオ・リュディガーとの連携、左利きとして右利きと組むことについてどう思うか。そして、カタールW杯日本戦での失点は今も脳裏によぎるか、それとももう完全に乗り越えたか。今回はノックアウト方式の試合で、ミスが許されないので聞きたい」と問われている。 同選手はリュディガーについては「今まで何度か代表で一緒にプレーしている。当然僕はセンターバックに右利きと左利きがいることを好む」と言及。「どうなるか様子を見よう。2人で上手くやれることを願っているよ」と続けた。 続けて終盤に右サイド突破のFW浅野拓磨に追いつけず、失点に関与したと言われるカタールW杯の日本戦を振り返るシュロッターベック。苦笑いを浮かべながら「1年半以上前のことだが、君は未だにそれについて聞いている。だから、それは僕ではなく君たちの脳裏から離れていないということだ」と語り、次のように話した。 「僕はそれに対処できている。たくさん批判されてきたんだ。今は当時何が起こったのかについては特に気にしていない。起こってしまったことだ。自分はそれを望んでいなかった。今言った通り、1年半前のことだ。だから何を言えばいいのか分からない。とにかくこれからの試合に集中し、同じようなことがもう起こらないことを祈りたい」 なおシュロッターベックはグループA最終節のスイス戦(1-1)で太ももを負傷したリュディガーの状態については、「昨日まで個人メニューの練習をしていた。もちろん、間に合うことを願うよ」とコメント。同席した広報担当は「彼は毎日何度かマッサージを受け、私たちは待って様子を見ることしかできません」と付け足していた。