〔東京株式〕大幅続伸=半導体中心に買い広がる(3日前場)☆差替
(前引け)【プライム】日経平均株価の午前の終値は前日比667円04銭高の3万9180円06銭と大幅続伸。東証株価指数(TOPIX)は35.02ポイント高の2749.74。前日の米ハイテク株高を受けて投資家心理が上向いた。米国による中国への半導体製造装置などの輸出規制から日本企業が外されたことで関連株中心に買いが広がり、先物買いも加わって指数の上げ幅が拡大した。 84%の銘柄が値上がりし、14%が値下がりした。出来高は10億4486万株、売買代金は2兆5110億円。 業種別株価指数(33業種)は海運業、非鉄金属、電気機器、精密機器が上昇率上位。下落は空運業、電気・ガス業の2業種。 【スタンダード】スタンダードTOP20は反発。出来高2億1045万株。 【グロース】グロース250は小幅高。グロースCoreは続伸。 (10時07分)日経平均株価は上げ幅を広げ、一時3万9000円台に乗った。前日の米国市場では米政府による中国への新たな半導体輸出規制が発表されたが、米半導体関連株が軒並み高となった。このため、東京市場でも東エレク <8035> などがそろって大幅上昇し、日経平均の上昇をけん引している。半導体製造装置については、日本とオランダが米国による厳格な対中輸出規制の対象から外されたことも、プラスに働いたとみられる。 為替は円高に振れているが、自動車株などもしっかり。一方、電力株などは下落している。「トランプ次期米大統領の関税政策への警戒感から前週売られた景気敏感株の一角が上昇し、前週底堅かった内需・ディフェンシブの一角が下落している。需給もセクターの強弱に影響しているのだろう」(大手証券)との指摘もあった。 (寄り付き)日経平均株価は前日比235円63銭高の3万8748円65銭と続伸して始まった。米ハイテク株高を受けて投資家心理が上向き、幅広い業種で買いが先行している。