〔欧州株式〕おおむね上昇=英0.28%安、独1.08%高で連日最高値(4日)
【ロンドン時事】4日の欧州株式市場はおおむね上昇した。英FT100種平均株価指数(FTSE100)は6営業日ぶりに下落し、前日終値比23.60ポイント(0.28%)安の8335.81で引けた。 ドイツ株式主要40銘柄指数(DAX)は1.08%高の2万0232.14と、3日連続で史上最高値を更新。フランスCAC40種指数は0.66%高、ストックス欧州600種指数は0.37%高だった。 米利下げ観測や中国の景気刺激策への期待が引き続き欧州株の支援材料となった。一方、目標株価の引き下げや幹部交代が嫌気された英製薬大手アストラゼネカが下げを主導する形で、英国株はマイナス圏で取引を終えた。 FTSEの構成銘柄では、アストラゼネカが2.87%安、鉱業大手アングロ・アメリカンが2.47%安、送電大手ナショナル・グリッドが1.52%安と下落。半面、再保険大手リーガル・アンド・ゼネラルは6.01%高、住宅大手ビストリー・グループは4.86%高、航空大手インターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)は4.05%高と大きく買われた。 DAXでは、通販大手ザランドが8.21%高と急伸し、業務用ソフトウエア大手SAPが3.76%高、商用車大手ダイムラー・トラックが3.33%高で続いた。他方、セメント大手ハイデルベルク・マテリアルズは2.46%安、電力大手RWEは2.30%安、郵便・物流大手ドイツポストは1.00%安で引けた。