《ブラジル》「ふるさといいもの展」初開催=日本から39県109人が参加=ブラジル事業者に日本の魅力PR
各ブースには日本語とポルトガル語の通訳者が配備され、商談のサポートを行った。 13日には日本祭り会場内で日本からの訪問団とブラジルの県人会や日系社会代表、現地企業との懇親会が行われた。 懇親会では、いいもの展の実行委員長を務めた市川利雄氏が挨拶に立ち、「今回のイベントを無事成功させることができたのは、日本側関係者を始めとする多くの方の協力のおかげ。心から感謝し、これからより日伯経済および交流が促進されるよう尽力してきたい」と述べた。 また、日系社会代表としてブラジル日本文化福祉協会評議員会長の山下譲二氏が挨拶に立ち、「ブラジル日系社会は今、世代交代の時期。そして日系社会はブラジル社会も巻き込んだ交流を行う段階にきています。このいいもの展がその良いきっかけになると確信しています」と述べた。 JICAブラジル事務所の宮崎明博所長は、「今回のイベントに合わせて40の都道府県に協力いただきました。農林水産省、国税庁、Jetro、日系社会にも協力いただいたおかげで開催できました」と感謝を述べた。 農林水産省輸出・国際局振興地域グループ国際調整官の川上秀雄氏は日本を代表して、「今回ブラジルに初めてきた日本人参加者が多いと思います。私も含めてブラジルの日本マーケットの大きさとその可能性の大きさに驚いたと思います。今回のイベントをきっかけに、地球の反対側同士であるブラジルと日本を今以上にどう繋げていくかを考えましたが、県人会と母県の連携強化が一つの答えだと思います。この絶好の機会に縦と横のネットワークを作り、より日伯交流が経済的にも活発になるよう願っております」と述べた。