「J-POPを底上げしたい」LEOとMANATOがLAで学んだこと【BE:FIRST】
小学校のときは本当に音楽がなかった
髙比良:僕は東京の中でも練馬のベッドタウンで暮らして、全員マンションで、ペットとか飼ってる人もいなけりゃ、車もほとんどみんな持ってないんですよ。車がないから親が音楽をかけたりもしないし、壁も薄いから家の中にスピーカーがあったりもしない。本当に中学校になってからミスチルとかスピッツ覚えたみたいな。 MANATO:そうなんですね。 髙比良:小学校のときとか本当に音楽がなかったんですよ。その代わり僕はバラエティー番組とか見て育ったんで、そのままお笑い側にいったんですが。見てきたもので加速していくみたいなのはありますよね。 シャラ:LEOさんの背景も気になります。 LEO:歌謡曲とか昔のJ-POPをよく聴いていましたね。久保田利伸さんとか松田聖子さんとかを親父がずっと流してたので。そんな中でR&Bに出会って、初めて大好きな食べ物に出会ったときの感覚みたいな、血がぐって騒ぐ感じがしたのを覚えていて。そこから自分と息が合うのはR&Bなんだなっていうのに気づきました。 シャラ:BE:FIRSTの皆さんはすごく日本のグループっていうのをすごい押し出されてるなと思っていて、その思いも聞きたいです。 MANATO:グループができたての頃はみんな業界のことは全然わかんなくて、とりあえず目の前にあることだとか自分たちの内々のことになっちゃってた部分が多かったんですけど、2作品前ぐらいからはよりグローバル的な視点に持っていこうというか「ここまできたからには海外いかないと」みたいな良いプレッシャーもあって、そういう意識が芽生え始めて。 最近は海外でのMV撮影だったり、ライブをさせていただく機会もあったんですけど、やっぱりそこでも音楽だけで勝負できるのが僕たちの良さだって気づけたのがすごい大きかったですね。 髙比良:それ言えるのすごい。 MANATO:なんか恥ずかしいな(笑)。でも実際めちゃくちゃありがたいことに、韓国のATEEZさんというグループのライブのオープニングアクトで出演させていただいたときに、自分たちが湧いてほしいポイントでめちゃくちゃピンポイントではわあって盛り上がってくれて。人としてとかボーイズグループとして以前に、音楽で僕たちを見てくれ、聴いてくれるのがすごい嬉しかったですね。 髙比良:国が違うからこそ、そこを見るからね。そしてやっぱり、ご自身でつくられてるっていうのがすごい。メンバーの皆さんが振り付けとかも含めて考えられるのって、あんまりないですよね。 LEO:自分たちが振り付けをやることもあるけど、依頼したものに対しても、絶対にディレクションに入りますね。 髙比良:何かしら自分たちが関わってるってことですね。それが珍しいですよね。だから自分たちの中で達成感もあるし、そこが全部完結してるのがすごい。