カフェや美術館、ホテルも! 紅葉と建築を堪能できるスポット5
根津美術館/東京都
1941年に開館した「根津美術館」は、尾形光琳の《燕子花図屏風》をはじめ、国宝や重要文化財を含む日本・東洋の古美術品を収蔵・展示している美術館。2009年には隈研吾の設計によりリニューアルオープンし、竹や木材を使用した日本らしさを感じる空間にモダンな要素を融合させた建築も見どころの一つとなっている。 〈写真〉エントランスホールはガラス張りになっており、彫刻作品と庭園の風景のコラボレーションを見ることも。
「根津美術館」に訪れたら庭園散策を。広々とした庭内には、4棟の茶室や池、竹林、石造物、神社などが配されており、ここが都心であることを忘れさせる。どの季節に訪れてもその美しさを感じることができるが、特に秋の風景は見逃せない。 〈写真〉色とりどりの紅葉を意味する「錦」をその名に含む茶室、「披錦斎(ひきんさい)」。秋になると紅葉が茶室を取り囲む。 根津美術館 東京都港区南青山6-5-1
界 ポロト/北海道
北海道でも四季が鮮やかな白老町に建つ「界 ポロト」は、星野リゾートの温泉旅館ブランド「界」初の北海道の施設として2022年に開業。特徴的なとんがり屋根の建築は中村拓志が設計を手掛けている。
温泉は、独特な茶褐色の湯が特徴の「モール温泉」。世界的にも珍しい太古の植物由来の有機物を含有しており、「美肌の湯」と言われている。 〈写真〉客室の露天風呂から見た秋の風景。
インテリアはアイヌ民族の伝統的住居から着想を得ており、壁紙やクッションには、アイヌ文様が施されている。全ての客室は湖に面しており、目の前に水景を望む。湖の先には樽前山があり、秋には紅に染まる山の姿に魅了されるだろう。 界 ポロト 北海道白老郡白老町若草町1-1018-94
青森公立大学 国際芸術センター青森/青森県
青森市市制100周年記念事業として設立した「青森公立大学 国際芸術センター青森」は、アーティスト・イン・レジデンス、展覧会、教育普及という3つの柱を持ち、現代芸術の多様なプログラムを発信している。