那須川龍心の挑戦を受ける数島大陸「“RISEはガチ”と言っている割には数字ばっかり気にしている」とガチ問題提起【RISE183】
RISEが9月20日、「RISE183」(11月23日、東京・後楽園ホール)のカード発表会見を開き、王者・数島大陸(及川道場)に那須川龍心(TEAM TEPPEN/同級級1位)が挑戦する「RISEフライ級(-51.5kg)タイトルマッチ」が正式に発表された。 数島は昨年10月に行われた「第2代RISEフライ級(-51.5kg)王座決定戦」で松本天志を破り、王座を獲得。今年はクンスック・ペッティンディーアカデミー、スドロー・ソージョートンプラシンとタイ人ファイター相手に2連勝している。今回は初防衛戦となる。 那須川は昨年2月に行われた「RISE NEW WARRIORS フライ級(-51.5kg)トーナメント」準決勝で塚本望夢に敗れ、フライ級トップ戦線から一歩後退。しかし以降7連勝。その中にはそのトーナメントで優勝した松本と塚本にリベンジを果たす勝利も含まれ、今回のタイトル挑戦を勝ち取った。 この日の会見で那須川は「今回やっと自分の格闘家としての存在価値を証明できる場が来たなと思ってワクワクしている。ここで勝って“那須川天心の弟”としてだけではなく、那須川龍心としてのしっかりとした存在価値を証明しようと思っている」とこの試合にかける決意を述べた。
数島は「今回は那須川龍心選手との戦いだけではなくRISEとの勝負でもあると思っている。那須川選手はいろいろなメディアとかに出て、勢いもあって注目されていて、RISEもいい待遇を与えていると思っている。そんな奴には負けたくないし“お前ら全員見とけよ”と思っている。僕の次のタイトル戦にかける執念を見ていてください」といきなり不穏な発言。 この数島の発言に那須川は「自分自身、飛び級してここまで来たわけではないと思っている。しっかり一歩ずつ勝たなければいけない相手に勝ってきたので、それをとやかく言われる筋合いはないと思う」と返す。そして初のタイトル戦ということについては「ここまで来るのは意外と早かった。あっという間に感じた」と語った。 数島は那須川については改めて「実力は認めている。選手としてのリスペクトはあるので、いつかはやるだろうなとは思っていた」と評価。返す刀で「那須川選手にというよりRISEに不満がある。言ってしまえば調整試合が向こうはあって、俺にはない。それにRISEからは“結果で見せればいい”と言われるが、どっちかというと僕は今まで無口で結果で証明してきたが、今は結果だけ出していても本当に強い奴は注目されていなかったり“RISEはガチ”と言っている割には数字ばっかり気にしているんちゃうかなと思うんですが、伊藤さんどう思いますか?」と会見に同席した伊藤隆代表にガチ質問。
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